花まつり

4月8日は、お釈迦さまがお誕生になられた日です。この日、全国各地の仏教寺院ではお釈迦さまの誕生をお祝いする花まつり(仏生会)が営まれます。ちべん保育園の子どもたちは、きょう、十輪寺にお参りしてお釈迦さまのお誕生をお祝いすることになりました。

十輪寺の境内には、花御堂が設けられています。花御堂の中には、甘茶の入った器(灌佛盤 )が置いてあり、その中にお釈迦さまがお立ちになられています。

花まつりでは、お釈迦さまがお生まれになった時、天の神々が大いに喜び涙をながされ、その涙が地上に甘露の雨となり降り注ぎ、人びとを喜ばせたとの故事にちなみ、花御堂の釈迦像に甘茶をおかけする、灌仏(かんぶつ)という儀式が行われます。保育園の子どもたちも、一人一人花御堂のお釈迦さまに甘茶をかけ、お誕生をお祝いしました。

甘茶をかけた後、花まつりのお土産をいただきました。お土産はお菓子です。花まつりと書かれた袋の中にはビスケット、マシュマロ、チョコレートなどあま~いお菓子が入っています。
とっても良いお天気での花まつりでした。普段は静かな十輪寺の境内がきょうは、子どもたちの声でにぎわいました。

十輪寺とちべん保育園



昭和21年、今から77年前、十輪寺にとっても小さな保育園が誕生しました。保育園の名前は野原保育園です。最初は、お寺の本堂が保育室だったそうです。その後、野原保育園は、十輪寺の隣接地に移転となり、ちべん保育園と名前を改めました。 写真は、昭和22年に撮影されたものです。卒園式の集合写真とのこと。十輪寺の本堂、境内は今でも昔の面影を残しています。

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