菖蒲投げ

6月5日は旧歴の端午の節句の日です。今はあまり見られなくなりましたが、旧端午の節句の日に菖蒲投げをする風習があるのをご存じでしょうか。屋根にめがけて菖蒲(ヨモギと菖蒲を束ねたもの)を投げます。屋根にうまく菖蒲をのせることができれば、その家に良いことがあるとされるのです。
ちべん保育園では、毎年、旧端午の節句の日にあわせて菖蒲投げをしてきました。移転前の旧園舎は、平屋、1階建ての園舎でしたので、なんとか屋根に菖蒲をのせることができたのですが、今の園舎は2階建てですので、大人でも屋根に菖蒲をのせることはできません。


そこで、屋根にのせる代わりに園庭の砂場のテントを屋根に見立てて菖蒲を投げることにしています。テントに投げるだけでは、子どもたちのモチベーションが上がらないので、テントに赤オニさんの絵を飾り、菖蒲を投げてオニ退治!ということにしています。新聞紙で作った兜をかぶり、剣の代わりに菖蒲を持っていざオニ退治!投げる菖蒲の剣はヨモギ3本と菖蒲1本を束ねたものです。
使ったヨモギは約400本!吉野川の河川敷でとってきました。ヨモギはなんとか見つかるのですが、菖蒲はなかなか見つかりません。以前は、お花屋さんで購入していたのですが、手に入らなくなってきました。保育園の周辺をいろいろ探したところ、少し離れた小川に菖蒲によく似た葉をつけている植物を発見。それを使うことにしました。河川の護岸工事が進み、ヨモギも年ごとに見つけるのが難しくなっています。今まで通りの菖蒲投げがいつまでできるか、すこし心配です。
ちなみに、ヨモギを使うのは、ヨモギのにおい(とてもよいにおいです)が邪気を払い、そして、菖蒲は、先のとんがった葉が剣のようであり、魔を退治するからといわれています。

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