ちべん保育園の一年は春の入園式から始まります。新入園児たちはこの日からお家の人のもとを離れて生活を始めるのです。不安で泣きたくなる気持ちをやっとこらえている子、たまらず泣き出してしまう子、大好きなお母さんから離れない子もいます。入園式の会場、講堂はザワザワと落ち着きがなく、迎える在園児もつられてなんとなく不安な様子。

 しかし、日が経つにつれ子どもたちは徐々に落ち着きを取り戻します。泣いていた新入園児もお友だちが見つかったのでしょうか、朝、大きな声で「おはよう!」といいながら元気に登園してくれるようになります。

 保育園には四季折々の行事があります。豊かな自然の中、子どもたちがみんな、なかよく楽しく遊び、学べるようにと願いをこめて行事を行います。

 四季を通して行う一つ一つの行事が子どもたちを成長させていくように思います。一年のフィナーレは卒園式です。多くの思い出を胸に旅立つ卒園生、そして卒園生を見送る子どもたちには、入国式での不安な姿はもうありません。
  

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